みなさんはコーポラティブハウスと言う言葉を聞いたことがありますか?戸建てでもマンションでもない新しい家づくりの形として注目を集めているコーポラティブハウスについて、そのメリットや実際の導入例、今後の家づくりにどのような変化をもたらすかについて紹介したいと思います。
コーポラティブハウスとは?
コーポラティブハウスとは、住宅用地を複数の購入希望者が組合のようなものを作りながら、共同で家づくりを進めていく集合住宅のこと。一般的な戸建て住宅では自分で購入した土地に建物を作るのに対して、1つの大きな土地に建物を建て、それを区分所有するのがコーポラティブハウスの考え方です。自分たちのこだわりの家づくりを追求しながら、集合住宅としての側面を併せ持つのが特徴です。そんなコーポラティブハウスのメリットを探っていきたいと思います。
メリット①親和性の高い隣人関係が築きやすい
戸建て住宅においてもマンションにおいても、近隣住民との人間関係は気になるポイントのひとつですよね。共用空間の使い方や建物全体のルール決めなどを、あらかじめ住民同士で行うコーポラティブハウスなら、入居までにある程度人間関係が築けるのがメリット。共通の価値観を持つ人が集まりやすいのも特徴で、親和性の高い隣人関係が築きやすいと言えるでしょう。
メリット②デザインや間取りなど自由な家づくりも楽しめる
通常の集合住宅であれば、分譲地にしてもマンションにしてもあらかじめ決められた建物なのが当たり前。それに対して、コーポラティブハウスであれば注文住宅のような自由設計が楽しめるのもメリットです。自分たちのこだわりは詰め込みながら、近隣住民とは緩やかなつながりのあるコミュニティでの暮らしが叶うかもしれません。
メリット③土地探しの選択肢が広がる
コーポラティブハウスは、土地選びに困っている方にとっても大きなヒントになるかもしれません。たとえば、土地はコンパクトなサイズで十分なのに見つけた土地が広すぎる場合などは、その土地を分けてコーポラティブ的な家づくりをするのもひとつの選択肢になりそうです。
実際につくられているこんなコーポラティブハウス
とはいえ、まだまだ日本では導入が今一つ進んでいないことからコーポラティブハウスでの暮らしのイメージが付きにくいかもしれません。そこで、実際に作られているコーポラティブハウスの一例をご紹介します。
●共通の趣味をテーマにしたマンション
コーポラティブを取り入れた都内マンションの中には、ワイン好きが集まるものもあります。共有スペースにワインセラーがあり、そこに住民が好きなワインを持ち寄る。週末には自然と住民の輪が集まるそうです。ソムリエまで常駐しているというから驚きですね。
●自宅+田畑のあるコーポラティブハウス
さらにスケールの大きいコーポラティブハウスでは、中央広場に各自の居住スペースがあり、背後にそれぞれの田畑をつけて分譲されています。老後の田舎暮らしに憧れている形にとっては魅力的に映るはずです。
コーポラティブな家づくりは将来性も◎
まずは家づくりのプロに相談を!
まさに郊外の広々とした土地だけではなく、市街地の便利な有効活用や土地の価値を高める可能性を秘めたコーポラティブハウス。集合住宅を建てるとなるとなかなかハードルが高いように感じるかもしれませんが、とても夢のある家づくりの形ではないでしょうか?一人ひとりに寄り添った注文住宅にこだわりセンチュリーホームとしても、そうした選択肢も踏まえながら、自由な家づくりを提案していきたいと思います。大きな土地で自分には手が届かないと諦めていた方も、まずは気軽にご相談ください!